コレクション:
グラウンズ フォー ヘルス
GROUNDS-FOR-HEALTH
コーヒーの生産地の女性を救う活動団体への支援
小川珈琲は、常に味わい深いコーヒーをお届けするために、原材料であるコーヒー豆の品質を重視しています。そのためには良質なコーヒー豆が必要不可欠です。しかしながら、コーヒー豆の作り手である生産国は、経済格差をはじめとする様々な問題を抱えています。世界では約1億2,500万の人々がコーヒー生産に関わっており、さらにその7割は女性です。そうした現状を踏まえ、生産者の生活を守り、安定したコーヒーの生産に貢献したいという思いから、小川珈琲では生産国の支援活動にも力を入れています。
そのひとつが、アメリカの非営利団体「Grounds for Health」(グラウンズ フォー ヘルス)への支援です。グラウンズ フォー ヘルスとは、主にエチオピアとケニアで、現地医療機関スタッフが中心となり、コーヒー生産国の女性の健康促進、特に子宮頸がんの早期発見・治療を目的とした活動を行っている団体です。具体的にはコーヒー生産国で子宮頸がん検診キャンペーンを実施しているほか、現地スタッフへの知識譲渡やトレーニングを通じて、現地の医療従事者が自ら活動を続けられるよう教育にも力を入れています。
そんな彼らの活動を支えているのが、北米のコーヒー関連業者を中心としたコーヒー業界。寄付金に加え、活動資金を集めるために年に一度コーヒーの生豆オークションを開催。その落札金額は、すべてグラウンズ フォー ヘルスの活動費として使われています。また、オークションに出品される生豆は、ブラジル、コロンビア、エチオピア、パナマなどの農園が寄付することで、生産国側もこの活動に貢献する仕組みとなっています。
小川珈琲では、2009年よりグラウンズ フォー ヘルスを支援するキャンペーンを実施。多くのお客さまにご協力いただきながら、その売り上げの一部を同団体に寄付する活動を続けてきました。私たちの願いは、この活動の支援を通じて、病気の早期発見を促し、ひとりでも多くの人の命を救うこと。これからも私たちは「一杯のコーヒーからできること」を大切に、生産者に寄り添う企業であり続けたいと思います。